2021年10月21日、アメリカ海軍とアメリカ陸軍が共同開発中の「LRHW（長距離極超音速ミサイル）」の発射に成功しました。
この「LRHW（長距離極超音速ミサイル）」は、アメリカ海軍と陸軍が共通の弾頭部を使用することにより開発期間を短縮し、原子力潜水艦やイージス艦などの艦艇からの発射や地上の発射機から発射することを目的としています。
この極超音速ミサイルは、射程距離が2500km以上あると考えられています。海洋進出が著しい中国に対し周辺国や島嶼に配備する方針です。
また、「LRHW（長距離極超音速ミサイル）」は、ロッキード・マーチン[LMT]とノースロップ・グラマン[NOC]が共同で開発しています。
ロケットモーター部分はノースロップ・グラマンが担当しており、固体燃料ロケット部分に強みがあります。（そのおかげでノースロップ・グラマンの株価もロケット・モーターに点火した勢いで上がっています。）
極超音速ミサイルの分野では、中国・ロシアが先行して実戦配備を進めています。最近では北朝鮮も開発を始めています。
これらの脅威に対し、アメリカも開発が急加速して実戦配備までもう少しです。
すこし前に、レイセオン・テクノロジーズとノースロップ・グラマン共同開発した極超音速ミサイルの発射に成功しています。
防衛産業は、極超音速ミサイルブームで非常にホットな状態です。
