F-35A Lightning II Strike Fighters Are Moving (2020)
2020年のロッキード・マーチン[LMT]のステルス戦闘機F-35シリーズの生産台数は123機でした。当初の年間生産予定は141機でしたが、コロナの影響がありサプライヤーからの部品調達に遅れが出て18機減の123機となりました。
それでも、F-35シリーズは2011年の生産開始から累計で614機にもなりました。昔も今も最新鋭戦闘機をジャンジャカ大量生産できるアメリカの底力を思い知らされた1年でした。
今年最後のF-35はイタリアの最終組立とチェックアウト(FACO)施設から出荷されました。このFACO施設は日本の名古屋の三菱重工にも設けられています。今後F-35シリーズの増産が開始されるので最終組み立て施設も活況を呈すこととなるでしょう。
今年のF-35の出荷の内訳をみると74機がアメリカ軍に、31機が国際パートナー(イギリスやオーストラリア)に、18機がFMS(外国軍事販売)の顧客(日本やイスラエル)に納入されました。
生産と並行してパイロットの育成やメンテナンス要員の育成も進んでいます。この前の記事でも1000人目のパイロット・キャプテン・ターナー氏を紹介しました。
採用国が増えていることもあり、それを好機にロッキード・マーチンはさらに売り込みを続けています。
2021年はきっと素晴らしい年となりますように!