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軍需・防衛産業への投資

ロッキード・マーチン 2021,Q2 の状況

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ロッキード・マーチン[LMT] 2021,Q2 の状況

 ・170億ドルの売上高
 ・18億ドルの純利益、一株当たり6.52ドル
 ・営業からのキャッシュは12億ドル
 ・年間売上高のガイダンスは引き続き673億ドル~687億ドルとなっています。

 

各部門の売上高

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 2021年第2四半期の航空機部門の売上高は66億ドルでした。ステルス戦闘機F-35シリーズのと、
F-16戦闘機の改修プログラムが増加したこともあり航空機部門は増加しました。ステルス戦闘機F22ラプター関連の受注が減ってきています。

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制空戦闘機F-22ラプター(運用コスト高め!)




 2021年第1四半期のミサイル&火器管制部門の売上高は、2020年の同時期と比較して1億4,300万ドル(5%)増加しました。この増加は、陸軍戦術ミサイルシステム(ATACMS)」、および「長距離対艦ミサイル(LRASM)」(上記の動画を見てね!)に起因します。

 また、特殊部隊向けの物流支援サービスなども貢献しました。少し気になったのは戦士能力維持プログラムが終了しましたとの記載があり、キャプテン・アメリカみたいな人間改造計画なのか?気になります。

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陸軍戦術ミサイル「ATACMS」

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人気急上昇中の長距離対艦ミサイル LRASM

 2021年第2四半期の回転翼機&作戦システム部門の売上高は、2020年の同時期と比較して2億3,000万ドル(5%)増加しました。この増加は、シコルスキーの汎用型のブラックホークヘリや超大型ヘリCH-53K、戦闘救助ヘリコプター(CRH)の量が増加したためです。

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ハリウッド上空を飛行するブラックホーク・ヘリコプター

 2021年第2四半期の宇宙部門の売上高は、2020年の同時期と比較して3億ドル(10%)増加しました。

 アメリカ宇宙軍が創設されたこともあり、中露が実戦配備している極超音速ミサイルを探知する人工衛星「NG-OPIR」の受注が好調です。また、ナビゲーションシステムの「GPSⅢ」の人工衛星も好調です。

 さらに、極超音速ミサイル関連の開発も活況を呈しており好調です。

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極超音速ミサイル (イメージ図)

 

 

  今期は、ステルス戦闘機F-35シリーズの生産が好調でした。またF-16戦闘機を改修するプログラムが堅調です。F-16戦闘機は採用国が多く東南アジア諸国でもたくさん配備されています。また中国の海洋進出に対抗するために短距離弾道ミサイルや長距離射程の対艦ミサイルLRASMの生産が増えています。

 アメリカ軍がアフガニスタンから撤退し、長年続いたテロとの戦いから対中包囲網に流れは変わってきています。

 

 

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