2021年10月27日 ボーイング[BA]は2021年第3四半期の決算を発表しました。
・737-MAXシリーズが好評ですが、787型機の納入を停止しています。
・売上高は153億ドルです。
・純損失は1億3200万ドルで1株当たりの損失は0.19ドルです。
・営業キャッシュフローは-2億6200万ドルでした。
商業航空機部門では一年前に製造を再開した737-MAXの需要が拡大して業績をけん引しています。第3四半期での商業航空機の製造は85機となっています。
防衛・宇宙・安全保障部門では、大型輸送ヘリチヌークがアメリカ軍やイギリス向けに需要がありました。また、ドイツ海軍向けのP-8Aポセイドンが好調です。(海上哨戒機で737型機の武装ver.です。)
アメリカ海軍向けの無人給油機MQ-25の試験も順調に進んでいます。
グローバルサービス部門では、旅客機を貨物機に改修するプログラムが順調に推移しています。
737-MAXの増産傾向にあり、1ヶ月当たり19機の生産となっています。今後、航空機需要が回復しつつあり、737-MAXを1ヶ月当たり31機を目標とする予定です。一日一機旅客機を製造できるのがボーイングの強みです。
(動画はカタール向けのF-15イーグルの最新モデルです。アメリカ空軍とはすこし違いやや薄い色味塗装が特徴です。航空自衛隊も老朽化が激しいF-15から、この新しいF-15シリーズを導入してほしいものです。)