(動画はボーイング[BA]が開発中のアメリカ海軍向けの無人給油機「MQ-25」から給油を受けるF-35Cです。)
2021年のロッキード・マーチン[LMT]のステルス戦闘機F-35シリーズの生産台数は142機でした。昨年の生産台数は123機でしたが、今年はコロナ禍でもサプライヤーからの部品調達を見直し生産台数を増やしました。
F-35シリーズは2011年の生産開始から累計で756機にもなりました。
2021年にはスイスとフィンランドがF-35を導入することを決定しました。
また、海上自衛隊の護衛艦「いずも」にアメリカ海兵隊のF-35Bが初めて離着艦に成功しました。
イギリスの空母「クイーン・エリザベス」が日本に寄港し、アメリカや自衛隊と共同訓練に励みました。イギリスは全てF-35Bで統一しており女王陛下の空母としての威厳を見せてくれました。(残念ながら空母「クイーン・エリザベス」では11月に訓練中にF-35Bが地中海に墜落する事故が発生しています。)
アメリカ海軍向けのF-35Cも原子力空母「カールビンソン」で運用が開始されました。F-35Cは空母から発艦し着艦するため開発に時間がかかりましたがやっと配備されました。
世界的に普及し始めているF-35戦闘機ですが、アメリカ空軍が調達数を減らすような動きを見せています。すでに第6世代戦闘機が飛行に成功したようでそちらのほうに興味が移ってきているようです。