2022年4月27日 ボーイング[BA]は2022年第1四半期の決算を発表しました。
・737-MAXの生産と出荷が増えています。
・787型機はFAA(アメリカ連邦航空局)に承認計画を提出しました。
・売上高は140億ドルでした。
・純損失は12億4200万ドルで1株当たり2.06ドルの損失です。
・営業キャッシュフローは-32億ドルでした。
商業航空機部門では運航が再開となった737-MAXに需要が大きく、さらに生産数が増え31機/月を目指します。
787型機はFAA(アメリカ連邦航空局)に承認計画を提出しました。
中東カタールから777-8型機の貨物型の受注がありました。
防衛・宇宙・安全保障部門では、売上高が55億ドルと減少しました。VC-25大統領専用機のコストがかさんでいます。
しかしなが、ロッキード・マーチン[LMT]と共同開発中の近未来ヘリディファントの開発が順調です。
シコルスキーとボーイングが共同開発中のディファントです。
NASAが進める月面着陸のアルテミス計画のSLS(スペース・ローンチ・システム)の組み立てが終わり打ち上げ前の調整をしています。
グローバル・サービス部門では、767型機を貨物型に変換する受注上がりました。
737-MAXの生産回復により業績は伸びてきていますが、思ったほどスッキリしない決算でした。しかし、ウクライナ情勢から固定された研究開発費の増加がありました。