ロッキード・マーチン[LMT] 2022,Q3 の状況
・166億ドルの売上高
・18億ドルの純利益、一株当たり6.71ドル
・営業からのキャッシュは31億ドル
・年間売上高のガイダンスを652億ドルとしました。
2022年第3四半期の航空機部門は、71億ドルで前期より5億2100万ドル増加しました。ステルス戦闘機F-35シリーズのロット15の契約が決定したためです。その他機密事項の契約やF-22ラプター関連の契約もありました。
2022年第3四半期のミサイル&火器管制部門の売上高は2%アップし28億ドルとなりました。おもに統合・防空システムのパトリオットミサイルの売れ行きが好調で、ウクライナではハイマース(高機動ロケット砲)が人気です。
2022年第3四半期の回転翼機&作戦システム部門の売上高は減少しました。
シコルスキーのブラックホークヘリコプターの生産が減ったことも一因です。
2022年第3四半期の宇宙部門の売上高は7%増加しました。売上高は28億ドルでした。弾道ミサイル防衛の次世代迎撃システム関連が好調でした。
ロケット打上のユナイテッド・ローンチアライアンスもアメリカ国家偵察局の衛星を打ち上げるなど好調でした。
今期も良好な結果となりました。ウクライナではロッキード・マーチンのジャベリン対戦車ミサイルやHIMARS(長距離ロケット砲)が戦果を挙げています。
アメリカ空軍向けのF-35シリーズは低調ですが、カナダやチェコがF-35の導入を決定するなど海外ではF-35の採用が広まっています。
(動画は、ブラックホークヘリコプターの艦船搭載型のシーホークです。)