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軍需・防衛産業への投資

ボーイング。電子攻撃機・EA-18G 改修受注!


【電子戦の王者】EA-18Gグラウラー・戦闘機の機動性を備えた最強の電子戦機

  2021年3月19日、アメリカ海軍とボーイング[BA]は、電子戦戦闘機EA-18Gグラウア―の改修プログラムを開始すると発表しました。

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ボーイング EA-18G

  電子攻撃機とは有事の際に敵陣営のレーダーなどジャミング(妨害)する装置を付けた戦闘機です。

 ボーイング「EA-18G グラウアー」は、F/A-18スーパーホーネットとほぼ同じ機体を使用しジャミングポッドを取り付けて運用します。

 次世代ジャミングポッドは、レイセオン・テクノロジーズ[RTX]とL3・ハリス・テクノロジーズ[LHX]とノースロップ・グラマン[NOC]が担当しています。

 

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レイセオン 次世代ジャミングポッド ALQ-249

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機体を裏返して大掛かりなテスト中

 アメリカ軍は相手の電波を妨害する装置に力を注いでいます。以前、EA-18Gを航空自衛隊にも導入する話がありましたが、立ち消えになったようです。

 その他の国では、オーストラリア軍がEA-18Gの導入を決定しています。

 

 

 

 

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恭喜!恭喜!中国産旅客機C919受注!


China's C919 engineers persevere to achieve world-class flight test capacity

 

news.yahoo.co.jp

  驚きのニュースです。中国が開発を続けていた初の国産旅客機「C919」が中国の航空会社から受注がありました。

 「919」は「COMAC(中国商業飛機公司)」が開発し2014年に初飛行が行われました。ボーイング737エアバスA320のライバルとなる可能性がある飛行機です。

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中国国産旅客機C919

 現段階では、アメリカのFAA(連邦航空局)やEASA(欧州航空安全機関)の証明がないため中国国内だけの運用となっています。

 

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液晶モニタとスッキリしたコクピット チャイナネットより

 操縦席は液晶モニタを多用してすっきりした感じですね。エンジンはCFMインターナショナル製です。

 今後、中国の航空業界が急成長する可能性があります。C919を筆頭に「COMAC(中国商業飛機公司)」は、ボーイングエアバスを追随する企業となるかもしれません。

 

 

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超音速のバフェット。


Introducing the New AS2 Supersonic Jet | Aerion Supersonic

 

www.bloomberg.co.jp

  バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイにはプライベート・ジェット機専門のネットジェッツがあります。(今回初めて知りました。)

 

 今回、ネットジェッツはアエリオン製の超音速ビジネスジェット「AS2」を20機の導入を発表しました。

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アエリオンの超音速ビジネスジェットAS2

 通常の旅客機は音速を超えない亜音速で設計や運航が考えられています。音の速さを超える「超音速」は軍用の戦闘機など特殊な用途に限られています。

 

 以前、英仏が超音速旅客機「コンコルド」を運用していましたが、音速を超える際に出る衝撃波「ソニックブーム」がうるさいとか燃費が非常に悪いなど評判が悪く運用が終了してしまいました。投資をしていて損失が多くても引くに引けない状況のコンコルド効果」の元になった旅客機ですね。

 

 アエリオン社のAS2は最高速度マッハ1.4まで出すことが可能です。(ロッキード・マーチンF-35戦闘機がマッハ1.6なのでかなりの高性能です。)

 2023年から生産を始め2027年にはバークシャーに引き渡す予定です。アエリオン社にはボーイングやBAEシステムが参加しています。

 

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3基のエンジンが特徴のAS2

 このAS2はGE製のジェットエンジンを3基搭載しています。もしエンジンが1基壊れても残り2基で飛行することができます。航空機にもバフェット流の安全域を持たせたのかもしれません。

 

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