ボーイング[BA]はテキストロン[TXT]と共同開発したオスプレイの新モデルを発表しました。その名は「CMV-22B オスプレイ」です。CMV-22Bは、アメリカ海兵隊の「MV-22 オスプレイ」とアメリカ空軍の「CV-22 オスプレイ」をアメリカ海軍向けに改良したモデルです。
アメリカ海軍は「CMV-22B オスプレイ」を使用して、海軍基地から海上の空母に人員、郵便、物資、優先度の高い貨物を輸送することができます。ボーイングは、航続距離を伸ばすため燃料タンクの容量を増やしました。その結果左右の張り出しが大きくなっています。
また、海上でも通信が確保できるように無線のアンテナが追加されています。これは陸上自衛隊向けのオスプレイにも装備されています。
最も重要視されたのが、アメリカ海軍が運用し始めているF-35Cのエンジンを丸ごと輸送することができることが条件でした。ボーイングは、開発試験のために2020年初頭に最初のCMV-22Bを航空試験評価飛行隊(HX)21に納入する予定です。
なぜか不思議なことにアメリカ陸軍はいまだにオスプレイを導入していません。