さて、アフガン撤退の混乱の中、極東に位置する我が国では、アメリカ海軍の原子力空母「カールビンソン」やイギリス海軍の空母「クイーン・エリザベス」が相次いで訪れています。
そのような中でロッキード・マーチンのステルス戦闘機F-35A・B・Cの3タイプが日本に集合する結果となりました。
空母「カールビンソン」は、ロッキード・マーチンのステルス戦闘機「F-35C」を搭載しています。これは、アメリカ海軍の要望で開発されました。しかし「F-35C」はF-35シリーズの中でも開発に時間がかかり配備が遅れていました。
しかしながらロッキード・マーチンとアメリカ海軍とのたゆまぬ努力のおかげで運用ができるようになりました。(厳密には「カールビンソン」が横須賀基地に滞在したのは2021年8月28日から8月31日です。)
現在、横須賀に寄港中のイギリス海軍の空母「クイーン・エリザベス」ではF-35Bを運用しています。
F-35Bは短距離離陸・垂直着陸型がリフトファンが搭載され機構が複雑ですが、実戦配備が早く進んでいます。アメリカ海兵隊岩国基地でも運用されています。
航空自衛隊三沢基地に「F-35A」が配備されており、8月末から9月上旬かけて日本は世界有数のステルス戦闘機の配備国に躍り出ました。
海洋進出を進める中国に対しステルス戦闘機F-35はかなりの牽制力となります。
防衛省もF-35取得に関し予算を増やす状況です。F-35の秋祭りはまだまだ続きそうです。(次に起こる危機に備える時が来たのかもしれませんね。)