アメリカの防衛産業大手のロッキード・マーチン[LMT]は2023年第四四半期と通期の決算を発表しました。
- 第4四半期の純売上高は189億ドル、2023年通期は676億ドル
- 第4四半期の純利益は19億ドル(1株当たり7.58ドル)。69億ドル、2023年には1株当たり27.55ドル
- 第4四半期の営業キャッシュフローは24億ドル、フリーキャッシュフローは17億ドル。2023年の営業キャッシュフローは79億ドル、フリーキャッシュフローは62億ドル
- 第4四半期に配当と自社株買いを通じて株主に還元された現金は38億ドル、2023年には91億ドル
- 過去最高の1,606億ドルの受注残を記録
主力のステルス戦闘機F-35シリーズが新しいCPUを搭載したモデルに不具合が生じて低調な結果となりました。
しかしながら、低コストで運用できるF-16戦闘機関連の受注が増えてきています。F-16の最新モデルブロック70を導入する国も増えてきています。
また、長距離射程のJASSM-ERの生産が増えています。日本も導入を決定しており、戦闘機だけでなく空輸パレットから投下できる「ラピッド・ドラゴン」システムも普及するでしょう。
宇宙部門も次世代弾道ミサイル迎撃システムや極秘プログラムが増えています。