2024年1月23日、レイセオン・テクノロジーズ[RTX]は、2023年通期の業績を発表しました。
- 売上高689億ドル(前年比3%アップ) (調整後売上高は743億ドル!)
- 調整後一株当たり利益5.06ドル(前年比6% 大幅アップ!)
- 当期純利益は31億ドル(前年比-39%)
今期はウクライナ戦争での需要があり増益となりましたが傘下のプラット&ホイットニーのジェットエンジンのブレードの素材のトラブルがあり減益となりました。
また、日本が「トマホーク巡航ミサイル」の導入を前倒しするなど世界情勢が緊迫しています。
2024年のガイダンスは売上が780億ドルから790億ドルと年々見通しを上げています。
レイセオンとユナイテッド・テクノロジーズが合併して、決算のセグメントが変更となりました。大きく分けて4部門なっていましたがレイセオンインテリジェンス&スペース(RIS)とレイセオンミサイル&ディフェンス(RMD)が統合になり3部門となります。
・コリンズ・エアロスペース
・プラット&ホイットニー
動画は、ウクライナに供給されている防衛システムの「ナサムス」です。ホワイトハウスの防空に配備されています。
今回の決算ではレイセオン・テクノロジーズの売上高は689億ドルでロッキード・マーチン(676億ドル)を抜いて防衛産業世界トップに躍り出ました。
ミサイルや防空レーダーなどの需要が増大しており2024年は「NISAでレイセオン!」な年になりそうです。
(↑イージス艦や空母や強襲揚陸艦に搭載される対空レーダーSPY-6-Familyの紹介の動画です。)