2024年7月23日、アメリカ合衆国の防衛産業大手ロッキード・マーチン[LMT]は2024年の第2四半期の業績を発表しました。
・売上高は181億ドルで前年同期比9%アップ
・純利益は16億ドルで一株当たり6.85ドル
・配当と自社株買いで16億ドルが株主へ還元
・2024年通期の見通しを685億ドルから715億ドルへ上方修正しています。
航空機部門は73億ドルで前年比6%アップです。これはステルス戦闘機F-35の受注の増加とF-16戦闘機関連が押し上げています。
ミサイル・火器管制部門は31億ドルで前年比13%アップです。
「HIMARS(ハイマース・高機動ロケット砲)」や「LRASM・長距離対艦ミサイル」や「PAC-3(パトリオットミサイル)」の需要が大きく貢献しました。
ロータリー・ミッションシステム部門は45億ドルで17%アップです。
「ブラックホーク」汎用ヘリコプターの需要が増えてきています。
宇宙部門は32億ドルで前年比1%の増加です。おもに次世代弾道ミサイル迎撃機や極超音速ミサイルやミサイル防衛プログラムが貢献しました。
中東情勢やウクライナ戦争の影響もあり業績は好調です。問題となっていたステルス戦闘機F-35の新CPUを搭載したTR-3モデルの不具合の件ですが、何とか出荷の方向に進みました。(やれやれホッとしました。)