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軍需・防衛産業への投資

L3・ハリス・テクノロジーズ 2021Q1決算

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 2021年4月30日、L3・ハリス・テクノロジーズ[LHX]の2021年第一四半期の決算が発表されました。

 ・2021年第1四半期の収益は46億ドルでした。 前年比1.3%減です。

 ・1株当たり利益(EPS)は2.25ドルで、前年比較127%増加しました。
 ・営業キャッシュフローは6億6,100万ドルでした。

    ・2021年のEPSのガイダンスを$12.70 - $13.00に引き上げました。

 

  統合作戦システム部門の第一四半期の売り上げは、15億ドルで昨年より5.9%アップしました。NATO(北大西洋条約機構)向けの電子光学機器の受注がありました。

 監視カメラのWESCAMシリーズが好調でした。(上記の動画を見るとWESCAMの高精度の性能が分かります。)

 

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WESCAM MX-10

 宇宙・空挺システム部門の売り上げは12億ドルで、前年同期比で3.7%アップしました。引き続きF-35シリーズの計器類が好調で、F/18スーパーホーネットやF/16シリーズ向けも好調でした。

 また、極超音速・弾道追跡宇宙センサー(HBTSS)搭載の衛星開発に向けて、アメリミサイル防衛局から1億2,200万ドルの契約がありました。

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中国・ロシアの極超音速ミサイルを探知・HBTSS衛星(イメージ図)

  通信システム部門の第1四半期の売上高は、11億ドルで前年比1.6%アップしました。 主にアメリカ国防総省の戦術通信システムの近代化によるものです。

 

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 航空システム部門の第1四半期の売り上げは、8億1400万ドルで前年比-19%でした。低調な原因は、空港セキュリティ部門及びオートメーション事業の売却、民間航空事業におけるCOVID関連の影響、軍事訓練の減少があげられます。

 

 L3・ハリス・テクノロジーズの2021年の第一四半期はコロナの影響を受けて若干売り上げが減少しました、しかし、F-35シリーズや極超音速ミサイルを探知するセンサーの開発や戦術無線機などが好調です。

 

 

 

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