北朝鮮が短距離弾道ミサイルを日本海へ向けて2発発射しました。
飛行距離は800Km で高度は60㎞程度と推定されます。
今回の弾道ミサイルは通常の弾道飛行の軌道とは違い変則的な軌道をとった模様です。
近年では、中国やロシアが変則的な軌道を飛行する「極超音速ミサイル」の実戦配備を進めています。
近いうちに北朝鮮も「極超音速ミサイル」の保有国となる可能性が高くなりそうです。
(つい先日も北朝鮮が巡航ミサイルを発射する事態となっています。)
極超音速ミサイルの厄介な点は、弾道ミサイル防空システムの対処しにくいように飛行します。したがって、現状の弾道ミサイル防空の早期警戒衛星などに探知されにくくなっています。
アメリカもロッキード・マーチン[LMT]を筆頭にノースロップ・グラマンやレイセオンが「極超音速ミサイル」の開発に取り組んでいますが、実用化に遅れが生じています。
長年続いていた「対テロ戦争」から「極超音速ミサイル防衛」に世界情勢が切り替わりつつあります。